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VTBがTele2 Russia売却を表明、RostelecomがTele2 Russia子会社化へ



ロシアのVTB BankはロシアのT2 RTK Holdingの株式を売却する方針を示したことが外国メディアの報道で分かった。

VTB Bankは2019年2月14日から1ヶ月以内にT2 RTK Holdingの株式をロシアのRostelecomに売却することに関して最終決定する方針という。

T2 RTK Holdingに対する出資比率はスウェーデンのTele2 Russia Holdingが55%、Rostelecomが45%となり、またTele2 Russia Holdingに対する出資比率はVTB Bankが50%、その他の投資家が50%となっている。

VTB Bankが直接的に保有するTele2 Russia Holdingの株式を売却してT2 RTK Holdingへの出資を終了するのか、またVTB Bankが筆頭株主のTele2 Russia Holdingとして出資を引き揚げるのかは定かではない。

RostelecomによるT2 RTK Holdingによる持分比率は前者の場合であれば45%から72.5%に、後者の場合であれば45%から100%となり、いずれにしてもRostelecomがT2 RTK Holdingを子会社化することになる。

なお、これまでにRostelecomはT2 RTK Holdingを完全子会社化する方針との情報も伝えられている。

T2 RTK Holdingは傘下の事業会社を通じて、Tele2のブランド名で移動体通信事業を展開している。

スウェーデンのTele2とはブランドライセンス契約を締結しており、企業としてのTele2はTele2 Russia Holding、T2 RTK Holding、T2 RTK Holding傘下の事業会社いずれとも資本関係はない。

T2 RTK Holding傘下の事業会社はロシアの首都・モスクワ連邦市に本社を置くT2 Mobile、ロシア第2の都市・サンクトペテルブルク連邦市に本社を置くSaint-Petersburg Telecom、沿海地方の首府・ウラジオストク市に本社を置くACOSの3社で、それぞれ移動体通信事業を展開する対象区域が異なり、実質的に地域ごとに連携する1の者とみなされている。

T2 Mobileはクリミア半島やSaint-Petersburg TelecomおよびACOSの対象区域を除いたロシア全土、Saint-Petersburg Telecomはサンクトペテルブルク連邦市、レニングラード州、ヴォログダ州、プスコフ州、ACOSは沿海地方が対象区域である。

T2 RTK Holdingによる出資比率はT2 MobileおよびSaint-Petersburg Telecomが100%、ACOSが94.4456%となっている。



Tele2のブランド名で展開するACOSの小売店 (ロシア・ウラジオストク市)

Reuters

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