マレーシアのYTL Communications、Facebookと協力してTerragraphのトライアルを開始へ
- 2019年02月19日
- 海外携帯電話
マレーシアの移動体通信事業者(MNO)でYesブランドを展開するYTL Communicationsは米国のFacebookと協力してTerragraphのトライアルを実施すると発表した。
YTL Communicationsは2019年3月1日から6ヶ月間にわたりTerragraphのトライアルを実施する予定である。
Terragraphのトライアルを実施するエリアは限定的で、マレーシアの北西部に位置するペナン州の州都・ペナン島市のジョージタウン地区がTerragraphのトライアルを実施するエリアとして選定された。
街灯、信号機、電柱など既存の街路用設備をアンテナの設置場所として活用するため、人口密集地域で早期かつコストを抑えて高速な無線通信サービスを展開できるという。
TerragraphはFacebookが人口密集地域向けの高速無線通信技術として提唱している。
WiGigまたは802.11adを改良した技術となり、周波数は60GHz帯を利用する。
YTL CommunicationsはTerragraphのトライアルを通じてTerragraphの研究を行い、商用での導入を検討する計画という。
Terragraphのトライアルはハンガリーの移動体通信事業者であるMagyar Telekomがハンガリーの首都・ブダペストで実施しており、マレーシアはアジアでは初めて、世界ではハンガリーに次いで2番目にTerragraphのトライアルを実施する国となる。
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