ひらたCATVがTD-LTE方式互換の地域BWA高度化方式の免許を取得
- 2019年02月27日
- Regional BWA
島根県のHIRATA CATVは地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した情報より判明している。
HIRATA CATVは2019年2月20日付けで地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した。
無線局免許の数は1局で、送受信所は島根県出雲市である。
監視制御所は大阪府大阪市西区となっているため、Hanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)のコア設備を利用すると分かる。
地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められ、地域BWAの高度化方式としてTD-LTE方式と高い互換性を有するAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が可能となった。
Hanshin Cable Engineeringのコア設備を利用することから、HIRATA CATVは通信方式にAXGP方式を採用し、通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsで提供する見込み。
なお、下り最大220Mbpsは4×4 MIMOを適用時で、2×2 MIMOを適用時は下り最大110Mbpsとなる。
HIRATA CATVは出雲市に本社を置く企業で、サービスの対象区域は旧平田市の地域となる出雲市の一部である。
平田市は2005年3月22日に出雲市、簸川郡佐田町、多伎町、湖陵町、大社町と合併して消滅し、新たな出雲市として発足した。
島根県で地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した企業は松江市で無線局免許を取得したSun-in Cable Vision (山陰ケーブルビジョン)に続いて2社目となる。
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