飯田ケーブルテレビがTD-LTE方式互換の地域BWA高度化方式の免許を取得
- 2019年02月27日
- Regional BWA
長野県のIida Cable Television (飯田ケーブルテレビ:ICTV)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した情報より判明している。
Iida Cable Televisionは2019年2月15日付けで地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した。
無線局免許の数は1局で、送受信所は長野県飯田市である。
監視制御所は大阪府大阪市西区となっているため、Hanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)のコア設備を利用すると分かる。
地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められ、地域BWAの高度化方式としてTD-LTE方式と高い互換性を有するAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が可能となった。
Hanshin Cable Engineeringのコア設備を利用することから、Iida Cable Televisionは通信方式にAXGP方式を採用し、通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsで提供する見込み。
なお、下り最大220Mbpsは4×4 MIMOを適用時で、2×2 MIMOを適用時は下り最大110Mbpsとなる。
Iida Cable Televisionは飯田市に本社を置く企業である。
長野県で地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した企業はInformation Network Community (INC)、旧社名がSukoh Cable Television (須高ケーブルテレビ:STV)のGoolight、Ueda Cable Vision Corporation (上田ケーブルビジョン:UCV)に続いて4社目となっている。
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