RostelecomがTele2 Russiaの完全子会社化で合意、ロシア国営メディア報じる
- 2019年03月13日
- 海外携帯電話
ロシアのRostelecomはロシアのT2 RTK Holdingの株主とRostelecomがT2 RTK Holdingを完全子会社化することで合意に達したことが分かった。
ロシア国営メディアが報じており、RostelecomがT2 RTK Holdingを完全子会社化する基本条件で合意したと伝えられている。
RostelecomはT2 RTK Holdingの完全子会社化を完了後、T2 RTK Holdingの経営陣を入れ替えずに、T2 RTK Holdingの独立性を維持する方針という。
なお、T2 RTK Holdingに対する出資比率はスウェーデンのTele2 Russia Holdingが55%、Rostelecomが45%で、またTele2 Russia Holdingに対する出資比率はVTB Bankが50%、その他の投資家が50%となっている。
T2 RTK Holdingは傘下の事業会社を通じて、Tele2のブランド名で移動体通信事業を展開している。
スウェーデンのTele2とはブランドライセンス契約を締結しており、企業としてのTele2はTele2 Russia Holding、T2 RTK Holding、T2 RTK Holding傘下の事業会社いずれとも資本関係はない。
T2 RTK Holding傘下の事業会社はロシアの首都・モスクワ連邦市に本社を置くT2 Mobile、ロシア第2の都市・サンクトペテルブルク連邦市に本社を置くSaint-Petersburg Telecom、沿海地方の首府・ウラジオストク市に本社を置くACOSの3社で、それぞれ移動体通信事業を展開する対象区域が異なり、実質的に地域ごとに連携する1の者とみなされている。
T2 Mobileはクリミア半島やSaint-Petersburg TelecomおよびACOSの対象区域を除いたロシア全土、Saint-Petersburg Telecomはサンクトペテルブルク連邦市、レニングラード州、ヴォログダ州、プスコフ州、ACOSは沿海地方を対象区域とする。
T2 RTK Holdingによる出資比率はT2 MobileおよびSaint-Petersburg Telecomが100%、ACOSが94.4456%となっている。
なお、Rostelecomはロシア政府傘下の連邦国家資産管理局(Federal Agency for State Property Management)やVnesheconombankが合計で普通株式の過半を保有するロシア政府系企業である。
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Tele2のブランド名で展開するACOSの小売店 (ロシア・ウラジオストク市)
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