米Verizon、4月11日にNR準拠の5Gサービスを開始
- 2019年03月14日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnershipは2019年4月11日にVerizon 5G Ultra Widebandの提供を開始すると発表した。
Verizon 5G Ultra Widebandは標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定したNR方式によるサービスである。
周波数はNR (TDD)方式の39GHz帯(n260)および28GHz帯(n261)を利用する。
NR方式のノンスタンドアローン(NSA)に準拠しており、LTE (FDD)方式の1.9GHz帯(Band 2)、1.7GHz帯(Band 4およびBand 66)、850MHz帯(Band 5)、700MHz帯(Band 13)がアンカーバンドとなり、NR方式とLTE方式のデュアルコネクティビティ(EN-DC)の組み合わせはDC_2_n260、DC_4_n260、DC_5_n260、DC_13_n260、DC_66_n260、DC_2_n261、DC_4_n261、DC_5_n261、DC_13_n261、DC_66_n261となる。
まずはイリノイ州シカゴおよびミネソタ州ミネアポリスでVerizon 5G Ultra Widebandの提供を開始することが決定しており、2019年中に30都市で提供を開始する計画である。
Cellco PartnershipはVerizon 5G Homeとして2018年10月1日に世界で初めて5Gを商用化した。
Verizon 5G Homeは固定通信向けに提供しており、Cellco Partnershipの独自規格である5GTF方式を採用している。
ただ、Cellco PartnershipはVerizon 5G Homeのさらなる拡大を行わず、Verizon 5G Ultra Widebandへの置き換えと拡大を進める方針で、Verizon 5G Ultra Widebandでは携帯通信向けにも提供する。
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