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ASUSのスマホ不振が深刻化、2018年Q4は赤字転落に



台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)は2018年第4四半期および2018年通期の業績を発表した。

2018年第4四半期の連結売上高は前年同期比15%減の880億9,900万台湾ドル(約3,168億191万円)、純損益は前年同期比170%減で28億1,900万台湾ドル(約101億3,783万円)の赤字となった。

また、2018年通期の連結売上高は前年比10%減の3,524億5,200万台湾ドル(約1兆2,675億624万円)、純利益は前年比73%減の42億3,500万台湾ドル(約152億3,013万円)である。

2018年第4四半期は前年同期比で赤字転落となり、2018年通期は前年比で大幅な減益を記録した。

業績の悪化は主にスマートフォン事業の不振が影響している。

スマートフォン事業を除外すると、2018年第4四半期は39億5,400万台湾ドル(約142億2,016万円)の黒字を確保できていた。

また、スマートフォン事業の不振を受けて、ASUSTeK Computerは補足資料としてスマートフォン事業の業績も公表した。

スマートフォン事業の2018年通期の売上高は前年比21%減の373億6,300万台湾ドル(約1,343億7,222万円)、純損失は前年比243%増の120億7,000万台湾ドル(約434億950万円)となった。

前年比で赤字幅が大幅に拡大し、スマートフォン事業の不振は深刻化している。

2018年第4四半期にはスマートフォン事業の再編に係る一時的な費用も計上しており、スマートフォン事業の再編は2019年上半期に完了する計画という。

スマートフォン事業の再編に係る一時的な費用は62億台湾ドル(約222億9,726万円)であることが分かっている。

なお、ASUSTeK Computerは2019年12月13日に董事会を開催し、スマートフォン事業の戦略転換計画を承認した。

スマートフォン事業の戦略転換計画に基づき、スマートフォン事業ではゲーマーおよびエキスパートユーザーに焦点を当てた製品に注力する方針である。

選択された市場で最強のパフォーマンス、最高のデザイン、最高の品質を備えたスマートフォンの発売を目指すという。

ASUSTeK Computer

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