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Intelがスマホ向け5G通信モデム事業から撤退、QualcommとAppleの和解で



米国のIntelはスマートフォン向けの第5世代移動通信システム(5G)の通信モデムに関する事業を終了すると発表した。

既存のスマートフォン向けの第4世代移動通信システム(4G)の通信モデムは顧客とのコミットメントを継続して満たす予定であるが、当初は2020年に発売を計画していた製品を含むスマートフォン向けの5Gの通信モデムは発売しないという。

5G関連ではIntelはインフラストラクチャなどに関する事業に集中する方針を示している。

Intelは主にスマートフォン向けの通信モデムは米国のAppleが展開するiPhoneに供給してきた。

Appleは米国のQualcommと特許紛争を繰り広げ、対立の激化を受けて2018年に発表されたiPhoneは通信モデムがQualcommの完全子会社であるQualcomm TechnologiesからIntelへ完全に切り替わった。

しかし、2019年4月16日にAppleとQualcommは和解で合意に達したと発表しており、合意にはQualcommがAppleに対するチップセットの供給なども含まれている。

Qualcomm TechnologiesはIntelよりも高性能な通信モデムを開発しており、第5世代移動通信システム(5G)に対応した通信モデムも最初に商用化した。

Intelとしてはスマートフォン向けの通信モデムではAppleという最大の顧客を失い、製品の性能は競合他社よりも劣ることから、スマートフォン向けの通信モデムは事業の継続が困難と判断して撤退を決めたと思われる。

なお、Intelの5Gに対する取り組みの詳細については、2019年4月25日に開催する2019年第1四半期の決算説明会で明らかにするという。

Intel

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