AxiataとTelenorがアジア事業の統合で交渉、KLで新会社を設立予定
- 2019年05月06日
- 海外携帯電話
マレーシアのAxiata GroupとノルウェーノルウェーのTelenorはアジアにおける事業を統合する方向で交渉していることが分かった。
アジアで移動体通信事業などを展開するAxiata Groupおよびアジアを含むグローバルで移動体通信事業などを展開するTelenorはアジアにおける事業の統合に関して交渉していると発表した。
Axiata GroupおよびTelenorは東南アジアと南アジアで広域に展開するアジアでトップクラスの電気通信事業者の設立を目指すという。
両当事者はアジアの事業を担当する新会社を設立する方針で、新会社に対する持分比率はTelenorが56.6%、Axiata Groupが43.5%となり、Telenorの子会社と位置付けられる。
なお、四捨五入で端数処理をしているため、持分比率の数値の単純な合計値は100%とならない。
新会社はマレーシアの首都・クアラルンプールに本部を設置し、将来的にはマレーシア証券取引所や国際的な証券取引所に上場する予定という。
統合の交渉は必ずしも合意に達するとは限らず、審査を経て2019年第3四半期の合意に向けて取り組む計画である。
また、合意後の取引完了に関しては、株主および規制当局の承認やその他の習慣的な条件に従うことを前提と案内している。
統合が完了すれば、9ヶ国で10億人の総人口をカバーし、3億の顧客を抱えることになる。
なお、Telenorはアジアの国々としてはマレーシアでDigi Telecommunications、タイでdtacブランドを展開するTotal Access Communication、ミャンマー(ビルマ)でTelenor Myanmar、パキスタンでTelenor Pakistan、バングラデシュでGrameenphone、Axiata GroupはマレーシアでCelcom Axiata、カンボジアでSmart Axiata、インドネシアでXL Axiata、スリランカでDialog Axiata、バングラデシュでRobi Axiata、ネパールでNcell、インドでVodafone Ideaを通じて移動体通信事業を手掛ける。
9ヶ国にはAxiata Groupの持分が限定的なインドを除いたマレーシア、タイ、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、スリランカ、パキスタン、バングラデシュ、ネパールが含まれている。
Axiata GroupとTelenorが重複して移動体通信事業を展開する国はマレーシアとバングラデシュの2ヶ国となっており、バングラデシュのRobi AxiataにはNTT DOCOMOも資本参加している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。