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マレーシアのCelcomとDigiが合併へ、AxiataとTelenorのアジア事業統合実現なら



マレーシアのAxiata GroupとノルウェーのTelenorは両社のアジア事業の統合が実現すればマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるCelcom AxiataおよびDigi Telecommunicationsを統合すると発表した。

Axiata GroupはCelcom Axiataを通じて、TelenorはDigi.Comを通じてマレーシアで活動している。

なお、Digi.Comは事業会社のDigi Telecommunicationsを通じて移動体通信事業を展開する。

Axiata GroupとTelenorのアジア事業を統合する方向でAxiata GroupとTelenorが交渉を進めており、Axiata GroupとTelenorのアジア事業の統合が完了すればCelcom AxiataとDigi.Comを統合させるという。

Axiata GroupとTelenorはアジア事業を担う新会社を設立する予定で、新会社に対する持分比率はTelenorが56.6%、Axiata Groupが43.5%となり、マレーシアの首都・クアラルンプールに事業本部を設置する方針である。

新会社がCelcom AxiataとDigi.Comの過半を取得して子会社化し、Celcom AxiataとDigi.Comの経営統合を行う。

なお、Axiata GroupとDigi.Comはマレーシア証券取引所に上場しており、Telenorとの交渉に関連して2019年5月6日は売買を停止し、2019年5月7日の9時(マレーシア時間)より再開する。

マレーシアの移動体通信事業者はCelcom Axiata、Digi Telecommunications、Maxis、U Mobile、webe digital、YTL Communicationsの6社で、そのうちCelcom Axiata、Digi Telecommunications、Maxisが大手3社となる。

2018年第4四半期末時点で大手3社の加入件数はCelcom Axiataが907万6,000件、Digi Telecommunicationsが1,166万件、Maxisが1,089万件と拮抗した状態にある。

Celcom AxiataとDigi Telecommunicationsの統合が実現すれば加入件数は単純合算で2,073万6,000件に達し、マレーシアでトップの地位を固めることになる。

Axiata Groupはマレーシア事業の統合によって真のマレーシアのチャンピオンを生み出すと説明している。

なお、Celcom Axiataは登記上の本店所在地はクアラルンプールに位置するAxiata Groupの本社ビルであるAxiata Tower内となるが、本社機能は従来よりAxiata Tower外に設置しており、2019年1月にはクアラルンプールのMenara Celcomからセランゴール州プタリン・ジャヤの@celcomに移転した。

一方、Digi.ComおよびDigi Telecommunicationsは登記上の本店所在地および本社機能をセランゴール州シャーアラムに設置する。

Axiata Group
Telenor Group

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