ミャンマーのTelenor Myanmarが2019年Q1の業績を発表
- 2019年05月07日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorは2019年第1四半期の業績を発表した。
Telenorの完全子会社でミャンマー(ビルマ)の移動体通信事業者(MNO)であるTelenor Myanmarの2019年第1四半期の業績が判明している。
2019年第1四半期の売上高は前年同期比14.5%減の13億2,800万ノルウェークローネ(約168億6,116万円)、EBITDAは前年同期比35.1%減の4億3,100万ノルウェークローネ(約54億7,195万円)、当期純利益は前年同期比79.8%減の6,800万ノルウェークローネ(約8億6,337万円)となった。
前年同期比で減収減益を記録したことになる。
また、移動体通信事業の売上高は前年同期比4.3%減の13億2,000万ノルウェークローネ(約167億5,719万円)で、Telenor Myanmarの売上高のうち99.4%を移動体通信事業が占めており、移動体通信事業がTelenor Myanmarにとって最大の事業となっている。
業績悪化の要因としては、競争の激化に伴う加入件数の減少やデータ通信料金の継続的な引き下げなどを挙げている。
2019年第1四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比2.9%減の1,839万5,000件となった。
また、移動体通信サービスの加入件数のうちプリペイド契約は1,835万8,000件となり、プリペイド契約の比率は99.8%とプリペイド契約が圧倒的多数である。
ノルウェークローネ(NOK)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年同期比33.3%減の12ノルウェークローネ(約152円)、プリペイド契約が前年同期比7.4%減の25ノルウェークローネ(約317円)、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が前年同期比7.4%減の25ノルウェークローネに低下した。
プリペイド契約のARPUがポストペイド契約のARPUを上回る世界的にみて珍しい状況となっている。
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Telenor Myanmarの小売店 (ミャンマー・ヤンゴン市)
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