サムスン電子がファーウェイ製スマホの下取り価格を引き上げ、ファーウェイから乗り換え狙う
- 2019年05月26日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)のシンガポール法人であるSamsung Asiaは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォンの下取り価格を引き上げた。
Samsung AsiaはSamsung Trade Upとしてスマートフォンの購入時に利用中のスマートフォンを下取りに出せるプログラムを実施している。
プログラムの適用はSamsung Asiaが販売するスマートフォンのうち特定の機種を購入することが条件となり、下取りに出せる機種はSamsung Electronics製、Huawei Technologies製、米国のApple製の一部のスマートフォンである。
このうち、2019年5月24日からHuawei Technologies製のHUAWEI Mate 20、HUAWEI Mate 20 Pro、HUAWEI nova 3iの下取り価格を引き上げたことが判明した。
下取り価格はHUAWEI Mate 20が545シンガポールドル(約43,000円)、HUAWEI Mate 20 Proが755シンガポールドル(約60,000円)、HUAWEI nova 3iが300シンガポールドル(約24,000円)となり、従来の下取り価格から一律で200シンガポールドル(約16,000円)の引き上げとなっている。
表記の金額はSamsung Galaxy S10e、Samsung Galaxy S10、Samsung Galaxy S10+を購入時に適用される下取り価格となる。
増額された下取り価格を適用するためには、チャンギ空港(SIN)の第3ターミナルの店舗を除いたSamsung Experience Storeの店頭でSamsung Trade Upのプログラムを適用する必要がある。
なお、Samsung Trade Upの業務はSoftBank Groupの子会社で米国のBrightstarのシンガポール法人であるBrightstar Logisticsに委託している。
Samsung AsiaはHuawei Technologies製のスマートフォンのみ下取り価格を引き上げた理由について明らかにしていない。
ただ、Huawei Technologiesとその関係会社は米国政府による制裁措置を受けて一部の消費者の間では印象が悪化している模様で、この機会にHuawei TechnologiesからSamsung Electronicsへの乗り換えを期待した可能性がある。
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