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韓国で5Gサービスの加入件数が100万件を突破



韓国の政府機関で電気通信分野の規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は第5世代移動通信システム(5G)の加入件数が100万件を突破したと明らかにした。

科学技術情報通信部の発表によると、2019年6月10日に5Gサービスの加入件数が100万件を突破したという。

韓国では移動体通信サービスの加入件数が2019年第1四半期末時点で6,674万件となり、四半期ごとに0.9%前後の成長率で加入件数が増加する傾向にあるため、5Gサービスの加入率は推定で1.5%前後と思われる。

ただ、5Gサービスに対応した携帯端末の販売台数を考慮すると、5Gサービスに加入しただけで5Gサービスに非対応の携帯端末を利用する場合も少なくない模様で、5Gサービスの提供エリアも決して広くないため、実際のところ5Gサービスの利用者は5Gサービスの加入件数より少ないと考えられる。

韓国では2019年4月5日に移動体通信事業者(MNO)のSK Telecom、KT Corporation、LG Uplus (LG U+)が一斉に5Gサービスを商用化した。

5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応する。

NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、LTE方式とNR方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されているが、SK Telecom、KT Corporation、LG Uplusいずれもノンスタンドアローンを採用している。

NR方式向けの周波数としてはFR1の3.5GHz帯とFR2の28GHz帯を保有するが、まずは3.5GHz帯のみを運用しており、NR Bandはn78となる。

SK Telecom、KT Corporation、LG Uplusの合計となるが、2019年6月10日時点でNR方式の基地局は韓国全土で61,246局に達した。

2019年6月の第4週からは主要な空港、韓国高速鉄道(KTX)の駅舎、大型商業施設、展示会場など韓国全土の約120ヶ所の人口密集施設の屋内でNR方式のネットワークの整備を開始する予定である。

科学技術情報通信部は地下鉄でもNR方式のネットワークを整備するよう求めており、科学技術情報通信部の担当者がSeoul Metro (ソウル交通公社)に乗り込んでNR方式の基地局の建設作業を安全かつ支障なく進行できるよう要請したと明らかにしている。

LTE方式を利用時にアンテナピクトが5Gと表示される事象については、LG V50 ThinQ 5Gでは2019年5月14日から、Samsung Galaxy S10 5Gでは2019年5月27日からソフトウェアの配信を開始して改善しており、2019年6月9日時点で約85%以上の利用者がソフトウェアのアップデートを適用したという。

科学技術情報通信部

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