アラブ首長国連邦のduが5Gサービスを開始

Tweet

アラブ首長国連邦(UAE)の移動体通信事業者(MNO)でduブランドを展開するEmirates Integrated Telecommunications Companyは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

5Gサービスの開始当初は提供エリアが首都でアブダビ首長国のアブダビ市およびドバイ首長国のドバイ市となる。

アブダビ市ではアブダビ・コルニッシュとバティン・エリア、ドバイ市ではアトランティス・ザ・パーム、ブルジュ・ハリファおよびドバイ・デザイン・ディストリクト、ドバイ・インターネット・シティ、ドバイ・シリコン・オアシス、ジュメイラの一部で5Gサービスを利用できる。

なお、ドバイ・インターネット・シティでは同区域内に位置するEmirates Integrated Telecommunications Companyの本社周辺が5Gサービスの提供エリアとなっている。

2019年末までに5Gサービスの提供エリアをさらに拡大する予定という。

5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用している。

周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR Bandとしてはn78に該当する。

5Gに対応した端末としては中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 20 X 5G、中国のZTE (中興通訊)製のZTE Axon 10 Pro 5GおよびZTE Routerを取り扱う。

まずは2019年6月12日よりZTE Axon 10 Pro 5Gの販売を開始しており、価格は24ヶ月のポストペイド契約を伴う場合は235アラブ首長国連邦ディルハム(約6,900円)、12ヶ月のポストペイド契約を伴う場合は470アラブ首長国連邦ディルハム(約14,000円)、契約なしの場合は5,555アラブ首長国連邦ディルハム(約164,000円)となる。

アラブ首長国連邦ではすでにEtisalatブランドを展開するEmirates Telecommunications Corporationが5Gサービスを商用化しており、アラブ首長国連邦では韓国に続いて一国のすべての移動体通信事業者が5Gサービスを商用化した2番目の国となった。

du