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中国移動が5GスマホChina Mobile Explorer 1を準備中



中国最大手の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)はスマートフォン「China Mobile Explorer 1 (中国移動 先行者 X1)」を公開した。

正式な発表前ではあるが、中国の上海市で開催されたMWC19 ShanghaiにおいてChina Mobile Explorer 1の実機が展示された。

China Mobile Communications Groupが自社ブランドで展開する第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンで、型番はCMCC M970である。

スマートフォンに限らず5Gに対応した製品はExplorer (先行者)のシリーズで展開しており、そのシリーズで最初のスマートフォンとなる見通し。

OSにAndroidを採用しており、チップセットはQualcomm Snapdragon 855 Mobile Platformとなる。

ディスプレイは約6.47インチのAMOLEDで、解像度はFHD+である。

カメラはリアにメインの約4800万画素CMOSイメージセンサ、広角レンズの約2000万画素CMOSイメージセンサ、望遠レンズの約800万画素CMOSイメージセンサからなるトリプルカメラ、フロントに約2000万画素CMOSイメージセンサを備える。

通信方式はNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応する。

NR Bandは2.5GHz帯のn41と3.5GHz帯のn78に対応しており、China Mobile Communications Groupが運用するNR Bandとしてはn41のみ利用できることになる。

China Mobile Communications Groupはn79も導入する計画であるが、まずはn41を優先的に展開するためn79の重要度はn41比で低く、比較的低廉な価格を実現するためにもn79は非対応としている。

NR方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定された通信方式で、NR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されている。

China Mobile Explorer 1はノンスタンドアローンのみ対応しており、NR方式の利用にはアンカーバンドとなるLTE方式への常時接続が必要となっている。

NR方式の通信モデムはQualcomm Snapdragon 855 Mobile Platformと組み合わせられるQualcomm Snapdragon X50 5G modemを搭載する。

Bluetooth 5.0や無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)も利用できる。

システムメモリの容量は8GBで、内蔵ストレージの容量は256GBである。

電池パックは内蔵式で、容量は4000mAhとなっている。

生体認証はディスプレイ一体型の指紋認証を利用できる。

China Mobile Communications Groupの取扱店を通じて2019年8月に販売を開始する予定という。

なお、ハードウェアは中国のZTE (中興通訊)が開発しており、ZTE Axon 10 Pro 5Gがベースとなっている。



China Mobile Explorer 1の前面



China Mobile Explorer 1の背面

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