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メルセデス・ベンツが次世代工場にプライベート5Gを導入、エリクソンなどが支援



スウェーデンのEricssonはドイツの完成車メーカーであるDaimlerがMercedes-Benzブランドの自動車を製造する工場で第5世代移動通信システム(5G)を導入するために支援すると発表した。

Daimlerはドイツのジンデルフィンゲンで保有するMercedes-Benzブランドの自動車の製造拠点で次世代工場としてFactory 56の建設を進めている。

2020年に稼働を開始する予定のFactory 56は次世代通信、AI (人工知能)、ビッグデータ分析などを導入し、業務効率を高めた次世代工場とする計画で、次世代工場の実現のためにプライベート5Gを導入することが決まっている。

すべての生産システムと生産設備は安全、高速、大容量、低遅延を実現するプライベート5Gで接続されるという。

Factory 56におけるプライベート5Gの構築にはスウェーデンのEricssonやスペインのTelefonicaの子会社でドイツの移動体通信事業者(MNO)であるTelefonica Germanyが支援する。

Ericssonがプライベートネットワーク製品のソリューションを納入する計画で、Telefonica GermanyがEricssonの通信設備を利用してプライベート5Gの構築と試験運用を行い、本運用を行える状態でDaimlerに引き渡す予定である。

将来的にDaimlerはFactory 56で得られた経験をほかの工場にも適用する方針という。

5Gで利用する周波数は明らかにされていないが、ドイツではサブ6GHz帯の3.7GHz帯を地域限定の5G向け周波数として割当する方針で、Daimlerが免許人として地域限定の5G向けに3.7GHz帯の割当を受ける可能性が高い。

Ericsson

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