NTTドコモ、ラグビーワールドカップ2019 日本大会で5Gプレサービスを提供
- 2019年07月27日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の商用化に先立ち日本で開催されるラグビーワールドカップ2019 日本大会で5Gプレサービスを提供すると発表した。
ラグビーワールドカップ2019 日本大会の試合会場となる日本全国の8ヶ所の競技場およびNTT DOCOMOが主催するライブビューイング会場で試合を多視点で同時視聴できるマルチアングル視聴やライブビューイングなどの新たな観戦スタイルと報道および中継スタイルを5Gプレサービスの一環として2019年9月20日より提供する。
5Gプレサービスでは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より5G向けに割当を受けた周波数を使用し、商用の通信設備を用いた環境で提供するため、商用の5Gサービスと同等の環境となる。
NTT DOCOMOによると2019年7月26日時点の調査で商用の5Gサービスと同等の環境を一般顧客に提供する移動体通信事業者(MNO)は日本では初めてという。
競技場では5Gネットワークを整備し、8ヶ所の競技場の客席でマルチアングル視聴、そのうち2ヶ所の競技場で報道写真のアップロードを体験できるようにする。
なお、競技場での体験は一般顧客は利用できず、報道写真のアップロードは一部の報道機関を対象としている。
一般顧客も参加できるライブビューイング会場では高精細な映像や音声を5Gで伝送したライブビューイングやマルチアングル視聴を体験できるようにする計画である。
ライブビューイング会場は東京都中央区のベルサール汐留となり、参加者はNTT DOCOMOの特設サイトで2019年8月20日より募集する。
2試合を対象として合計で約600人を募集する予定と案内している。
また、6ヶ所の試合会場や10ヶ所のファンゾーンではマルチアングル視聴など5Gを疑似体験できるブースを用意することも決まっている。
一連の取り組みはすべての試合が対象となるわけではなく、対象となる試合などの詳細な情報はNTT DOCOMOの公式ウェブサイトで確認できる。
NTT DOCOMOは5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.7GHz帯の100MHz幅および4.5GHz帯の100MHz幅、ミリ波(mmwWave)の28GHz帯の400MHz幅の割当を受けた。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入することが確定している。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されているが、まずはノンスタンドアローンを導入する見込み。
マルチアングル視聴や報道写真のアップロードではNTT DOCOMOが用意する5Gに対応した端末を利用するが、一般販売する予定はない端末という。
NTT DOCOMOは2020年春に5Gサービスを商用化する予定である。
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