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シンガポールのSingtelが2020会計年度Q1の業績を発表



シンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)は2020会計年度第1四半期の業績を発表した。

2019年6月30日に終了した3ヶ月間となる2020会計年度第1四半期の連結売上高は前年同期比0.5%減の41億1,300万シンガポールドル(約3,156億円)、EBITDAは前年同期比1.9%減の11億8,400万シンガポールドル(約908億円)、当期純利益は前年同期比34.9%減の5億4,100万シンガポールドル(約415億円)となった。

前年同期比で減収減益を記録したことになる。

シンガポール国内の移動体通信事業による売上高は前年同期比2.0%減の5億7,600万シンガポールドル(約442億円)である。

なお、シンガポールにおける移動体通信事業はSingapore Telecommunicationsの完全子会社であるSingtel Mobile Singaporeを通じて展開している。

Singtel Mobile Singaporeは低廉な料金でサブブランドの展開を開始しており、それに加えて音声通話の需要の低下、ローミングを低廉に使える料金プランの普及に伴うローミング収入の低下、端末購入の際の補助金の拡大などがシンガポール国内の移動体通信事業の減収につながった。

2019年6月30日時点の事業データも公開されている。

シンガポール国内の移動体通信サービスの加入件数はポストペイド契約が261万件、プリペイド契約が161万件、ポストペイド契約とプリペイド契約の合計は422万件となった。

移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約の比率は61.8%、プリペイド契約の比率は38.2%となっている。

第4世代移動通信システム(4G)の加入件数は318万3,000件で、移動体通信サービスの加入件数のうち4Gの加入率は75.4%に達した。

シンガポールドル(SGD)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が40シンガポールドル(約3,069円)、プリペイド契約が17シンガポールドル(約1,304円)で、ARPUは低下傾向にある。

Singtel

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