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ファーウェイ、ロシア向けタブレットでロシア国産OSを採用か



中国のHuawei Technologies (華為技術)はロシア向けのタブレットでOSにAuroraを採用する可能性が浮上した。

外国メディアの報道によると、ロシア向けの36万台のタブレットでOSにAuroraを採用する可能性があるという。

Huawei TechnologiesはタブレットにおけるAuroraの採用に関して、ロシアの政府機関であるデジタル発展・通信・マスメディア省(Minister of Digital Development, Communications and Mass Media)と協議していることを認めたと伝えられてる。

Auroraの採用に関して交渉しているタブレットは一般消費者向けではなく、ロシア政府の業務に使われるタブレットになる模様である。

ロシアでは2020年に実施する人口調査で36万台のタブレットを活用する予定で、そのタブレットでAuroraの採用を検討している。

タブレットの調達を行う請負業者はロシアのRostelecomで、2020年8月までに36万台のタブレットを調達する計画とされている。

RostelecomはAuroraの開発元を買収した企業で、Auroraを積極的に推進する立場であることから、タブレットを調達するにあたりAuroraの採用を強く要望している可能性が高い。

Auroraは旧名称がSailfish Mobile OS RUSで、フィンランドのJollaが開発したSailfish OSをベースとする。

ロシアではOpen Mobile PlatformがJollaとライセンス契約を締結し、Sailfish Mobile OS RUSの開発を主導してきた。

2018年にはRostelecomがOpen Mobile Platformの株式の75%を取得し、RostelecomがOpen Mobile Platformの経営権を取得した。

これにより、Auroraの展開におけるRostelecomの関与が強まっている。

Rostelecomは普通株式の53%をロシア政府組織が所有する国有企業で、国有企業の傘下入りしたOpen Mobile Platformが開発するAuroraはロシア国産OSとして開発が進められている。

ロシアの独自性をより強化する目的などで、OSの名称をSailfish Mobile OS RUSからAuroraに変更した模様である。

Reuters

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