日本版のBlack Shark 2はsXGPの周波数でも技適を取得済み
- 2019年08月31日
- Android関連
TAKUMI JAPANが日本で発売した中国のBLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG) (南昌黒鯊科技)製のスマートフォン「Black Shark 2」はsXGPの周波数でも日本の認証を取得していることが分かった。
Black Shark 2の型番はSKW-H0であり、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の電波利用ホームページでSKW-H0の認証情報を確認できる。
SKW-H0は2019年5月20日付けでElement Materials Technologyの認証を通過した。
なお、Element Materials Technologyは無線設備の基準認証に関する相互承認協定(MRA)を日本と締結した英国の機関で、技術基準適合証明の事業を行う者として協定に基づき設置された合同委員会の登録を受けた登録外国適合性評価機関である。
工事設計認証番号は205-190384で、モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 900(B8)/800(B19)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2500(B41)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI) MHzで認証を受けている。
このうち、LTE (TDD) 1900(B39) MHzはsXGPの周波数に該当する。
sXGPは周波数免許が不要で使用できる1.9GHz帯を利用した自営のLTE通信で、LTE (TDD) 1900(B39) MHzと互換性が確保されている。
日本版のBlack Shark 2はsXGPの周波数で認証を受けたため、sXGPに対応すると考えられる。
参考までに、LTE (TDD) 1900(B39) MHzを導入した移動体通信事業者は非常に少なく、中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)が運用する。
Black Shark 2は高性能なゲーミングスマートフォンである。
日本ではTAKUMI JAPANが正規に展開している。
開発元のBLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)には中国のXiaomi Technology (小米科技)が資本参加しており、Xiaomi Technologyの持分比率は間接的に46.4%となっている。
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