台湾当局、5G向け周波数オークションの参加申請を9月4日に受付開始
- 2019年09月02日
- 海外携帯電話
台湾の政府機関で電気通信分野の規制を担う国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)は第5世代移動通信システム(5G)向け周波数の割当を行う周波数オークションに参加するための申請を2019年9月4日より受け付けを開始すると発表した。
参加の申請は2019年9月4日より受け付けを開始し、2019年10月3日に受け付けを締め切る予定である。
対象の周波数は1.8GHz帯、3.5GHz帯、28GHz帯となり、最低落札額は1.8GHz帯が32億台湾ドル(約108億1,308万円)、3.5GHz帯が243億台湾ドル(約821億1,108万円)、28GHz帯が25億台湾ドル(約84億3,200万円)で、すべてのブロックの落札を前提とすると合計で300億台湾ドル(約1,011億7,500万円)に達する。
周波数オークションは2段階で実施する予定で、第一段階は2019年12月までに開始する予定という。
なお、国家通訊伝播委員会は5G向け周波数の割当としているが、1.8GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)向けの1.8GHz帯のうち未割当の限定的な帯域幅となる。
5Gでは主に3.5GHz帯および28GHz帯の利用を想定しており、対象の帯域幅は3.5GHz帯がTDDで270MHz幅、28GHz帯がTDDで2500MHz幅となる見込み。
第一段階では取得する帯域幅を確定し、第二段階で取得する周波数範囲を確定する予定である。
1者あたりの取得できる最大の帯域幅は3.5GHz帯が100MHz幅まで、28GHz帯が800MHz幅までと規定されている。
国家通訊伝播委員会はネットワークの安全性を重要視しており、参加の申請には安全性の確保に関する取り組みを説明した文書を提出するよう要求している。
国家通訊伝播委員会は締め切り後に提出された各種資料を審査する予定で、迅速に手続きを行う方針である。
審査の過程で参加する資格がないと判断された場合は、参加の申請が却下される場合もある。
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