MillicomがパナマのMovistar Panamaの買収を完了
- 2019年10月15日
- 海外携帯電話
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ルクセンブルクのMillicom International Cellular (MIC)はスペインのTelefonicaよりパナマの移動体通信事業者(MNO)であるTelefonica Moviles Panamaの買収を完了したと発表した。
TelefonicaはTelefonica Moviles Panamaの株式の60%を保有していたが、Millicom International CellularはTelefonicaの持分すべてを取得したという。
これにより、Telefonica Moviles PanamaはTelefonicaの子会社からMillicom International Cellularの子会社となった。
Millicom International Cellularは当初より関係各国の規制当局などによる承認の取得を前提として、2019年下半期にTelefonica Moviles Panamaの取得を完了する予定と案内しており、当初の予定通り2019年下半期にTelefonica Moviles Panamaの取得を完了した。
なお、Millicom International Cellularはパナマのケーブルネットワーク事業者でMillicom International Cellularの子会社であるCable Ondaを通じてTelefonica Moviles Panamaを取得したと明らかにしている。
これまで、Millicom International CellularはパナマでCable Ondaを通じてケーブルネットワーク事業を展開してきたが、Telefonica Moviles Panamaの取得によってパナマの移動体通信事業にも参入し、パナマにおける事業を大幅に拡大することになる。
Telefonica Moviles Panamaは移動体通信サービスの加入件数が160万件で、パナマでは1位の規模を誇る。
また、LTEネットワークの整備を強化しており、すでに人口カバー率は80%に達しているという。
Telefonicaが保有するMovistarのブランド名で展開しているが、Telefonicaと資本関係を解消したことから、将来的にMillicom International Cellularが保有するTigoのブランド名に変更する可能性が高い。
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