vivo、5Gスマホでサムスン電子のExynosを採用
- 2019年09月05日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)がSamsung Exynos 980を採用すると明らかにした。
vivo Mobile Communicationは第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンでSamsung Exynos 980を採用する予定という。
Samsung Electronicsが開発したSamsung Exynos 980は高性能なアプリケーションプロセッサと5Gに対応した通信モデムが統合されたチップセットである。
製造プロセスは8nm FinFETプロセス技術を採用する。
CPUはオクタコアで、デュアルコアのARM Cortex-A77とヘキサコアのARM Cortex-A55で構成されており、動作周波数はARM Cortex-A77が2.2GHz、ARM Cortex-A55が1.8GHzとなる。
GPUはARM Mali-G76 MP5となり、人工知能(AI)の処理を行うニューラルネットワーク処理装置(NPU)も搭載し、On-Device AIを実装できる。
通信モデムはNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応している。
5GのNR方式はサブ6GHz帯のFR1に対応しており、通信速度は下り最大2.55Gbps/上り最大1.28Gbpsに達する。
NR方式はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成に対応し、LTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)によってノンスタンドアローンでNR方式の通信を実現できる。
EN-DCによってNR方式とLTE方式を同時通信することで、通信速度は下り最大3.55Gbpsとなる。
Samsung Exynos 980のサンプル出荷は2019年9月より開始しており、量産は2019年中に開始する予定で、それ以降にvivo Mobile CommunicationよりSamsung Exynos 980を搭載したスマートフォンが発売される見通し。
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