カザフスタンのKazakhtelecomが5Gサービスを開始、まずはヌルスルタンで
- 2019年10月26日
- 海外携帯電話
カザフスタンのKazakhtelecomは第5世代移動通信システム(5G)を商用化したと発表した。
Kazakhtelecomは完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるMobile Telecom-Serviceを通じて移動体通信事業を手掛けており、5Gの導入はKazakhtelecomが主導して準備を進めたが、Mobile Telecom-Serviceが5Gサービスを提供する。
Mobile Telecom-ServiceはALTELブランドとTele2ブランドで展開しており、ALTELブランドとTele2ブランドの両方で5Gサービスにアクセスできる。
まずはカザフスタンの首都・ヌルスルタン(旧アスタナ)で2019年10月24日より5Gサービスを開始している。
ヌルスルタンのAstana Hubが5Gサービスの提供エリアとなる。
5Gの通信方式はNR方式を導入しており、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を採用する。
周波数はFR1の3.5GHz帯を使用し、NR Bandはn78である。
Kazakhtelecomと中国のHuawei Technologies (華為技術)が協力して5Gサービスの導入を実現しており、Huawei Technologiesが通信設備を供給している。
なお、Mobile Telecom-ServiceはKazakhtelecomとスウェーデンのTele2の合弁会社であったが、Tele2の撤退に伴いKazakhtelecomが完全子会社化した。
元々はKazakhtelecomがALTEL、Tele2がTele2ブランドでMobile Telecom-Serviceを通じてカザフスタンで移動体通信事業を展開していたが、KazakhtelecomとTele2が移動体通信事業の経営統合で合意し、KazakhtelecomとTele2の合弁会社を通じてALTELとMobile Telecom-Serviceを所有していた。
その後、Mobile Telecom-Serviceを存続会社、ALTELを消滅会社とする吸収合併方式でMobile Telecom-ServiceとALTELが合併し、Mobile Telecom-ServiceがTele2ブランドとALTELブランドを展開することになった。
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