Sony MobileがJ9180を準備中、Xperia 1の派生機種か
- 2019年10月26日
- Android関連
Sony Mobile Communications製のLTE/W-CDMA/GSM端末「J9180」が2019年10月22日付けで工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)の認証を通過した。
設備名称はTD-LTE数字移動電話機と記載されており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したスマートフォンと考えられる。
また、5G数字移動電話機ではないため、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に非対応となることも分かる。
OSにはAndroidを採用しており、通信方式はLTE/W-CDMA/GSM方式に対応する。
SIMカードはデュアルSIMを採用している。
なお、工業和信息化部は中国で電気通信分野の規制を司る政府機関で、中国でスマートフォンなどの通信機器を販売するためには、工業和信息化部の認証を取得する必要がある。
J9180は工業和信息化部の認証のほかに、中国強制認証(China Compulsory Certification:CCCまたは3C)の認証も通過した。
中国強制認証は2019年10月10日付けで通過しており、製造工場が公表されている。
製造工場はタイのSony Technology (Thailand)である。
Sony Technology (Thailand)はSony Mobile Communicationsの親会社であるSonyの完全子会社で、実質的にSonyの自社工場となる。
Sony Mobile Communicationsは子会社で中国のBeijing SE Potevio Mobile Communications (北京索愛普天移動通信)を通じて中国の首都・北京市で自社工場を運営していたが、Beijing SE Potevio Mobile Communicationsの工場を閉鎖後は外部委託を除いてSony Technology (Thailand)に移管している。
J9180は未発表端末の型番である。
中国で販売する型番はSony Xperia 1がJ9110、Sony Xperia 5がJ9210であり、J9180は中国向けに発表済みのSony Xperia 1またはSony Xperia 5とは異なるスマートフォンと思われる。
型番規則からJ9180はSony Xperia 1の派生機種となる可能性も考えられる。
日本向けにはJ9150をSony Xperia 1 Professional Editionとして投入しており、Sony Xperia 1 Professional Editionと近い位置付けのスマートフォンとなる可能性もある。
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