韓国のSK Telecomが2019年Q3の業績を発表、5G加入件数は大幅増
- 2019年11月04日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2019年第3四半期の業績を発表した。
2019年第3四半期の連結売上高は前年同期比9.0%増の4兆5,612億韓国ウォン(約4,235億円)、EBITDAは前年同期比17.5%増の1兆3,050億韓国ウォン(約1,212億円)、当期純利益は前年同期比73.9%減の2,744億韓国ウォン(約255億円)となった。
前年同期比で大幅な減益を記録したが、第5世代移動通信システム(5G)のマーケティング費用の増大および5Gネットワークの拡大に伴う設備投資の増大が主な要因と説明している。
移動体通信事業の売上高は前年同期比0.4%減の2兆4,900億韓国ウォン(約2,312億円)である。
移動体通信事業は2017年第4四半期から6四半期連続で前四半期比での減収が続いていたが、2019年第2四半期と2019年第3四半期は2四半期連続で増収となった。
移動体通信サービスの加入件数の増加やデータ通信の需要の増大など、5Gの導入による効果で好転したという。
なお、連結売上高のうち移動体通信事業は54.6%を占めており、SK Telecomにとって移動体通信事業は最大の事業となっている。
2019年第3四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比1.6%増の3,126万8,000件となった。
また、移動体通信サービスのうち2019年4月5日に加入の受け付けを開始した5G契約の加入件数は前期比189.7%増の153万7,000件で、2019年第3四半期の5G契約の純増数は100万7,000件である。
移動体通信サービスのうち5G契約の加入率は前期比3.2ポイント増の4.9%に上昇した。
2019年第3四半期に限定した韓国ウォン(KRW)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比4.7%減の31,166韓国ウォン(約2,894円)、SK Telecomのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)を含めたARPUは前年同期比4.4%減の27,952韓国ウォン(約2,596円)である。
いずれもARPUは低下傾向が続いていたが、2019年第2四半期から前四半期比では2四半期連続で上昇となった。
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