ベトナムのVinsmartが5Gスマホと5G基地局の開発を表明、周波数の割当も要求
- 2019年11月02日
- 海外携帯電話
ベトナムのVingroupの子会社で同国のVinsmart research and manufactureは第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンと5Gの基地局を開発すると表明した。
Vinsmart research and manufactureはVsmartのブランド名でスマートフォンを展開しているが、2020年7月に5Gに対応したスマートフォンを発売する計画という。
5Gに対応したスマートフォンの開発に関しては過去にも言及しており、米国のQualcommおよびFUJITSU (富士通)の関連会社であるFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES (富士通コネクテッドテクノロジーズ:FCNT)と提携して5Gに対応したスマートフォンの開発を進める計画である。
Qualcommと提携することから、5Gに対応したスマートフォンはQualcommの完全子会社である米国のQualcomm Technologiesが開発したチップセットを搭載する可能性が高い。
FUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESとも提携することで、移動体通信用のアンテナシステムやIP68に準拠した防水性能や防塵性能の技術なども取り入れる狙いがある。
Vinsmart research and manufactureはベトナムの首都・ハノイ市およびハイフォン市でスマートフォンを製造するための工場を保有しており、5Gに対応したスマートフォンもベトナム国内の工場で製造する見込み。
また、スマートフォンのような携帯端末の開発や製造のみならず、基地局の開発に参入するという。
米国のCisco Systemsや米国のIntelと提携して5Gに対応した基地局の開発を進める。
2020年8月に最初の5Gの基地局の試験を実施する計画である。
5Gの基地局を開発するためには周波数の利用権が必要としており、ベトナムの政府機関で電気通信分野の規制を行う情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)に対して5Gの試験用の周波数を割当するよう要求した。
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