OPPO製の5GスマホPDCM00とPDCT00がCCC通過、OPPO Reno3 Proか
- 2019年12月04日
- Android関連
中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/GSM端末「PDCM00およびPDCT00」が2019年12月2日付けで中国強制認証(China Compulsory Certification:CCCまたは3C)の認証を通過した。
機器名称は5G数字移動電話机と記載されており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したスマートフォンと分かる。
製造者はGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsとなるため、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsが広東省東莞市で保有する工場において製造される。
なお、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの工場は本社に併設されている。
PDCM00およびPDCT00は未発表端末の型番である。
同一機器として中国強制認証を通過したため、PDCM00およびPDCT00は電気的に共通で、ソフトウェア上の制御で差をつけると考えられる。
Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの型番規則を踏まえると、PDCM00は全網通版で、PDCT00は移動版に該当すると思われる。
移動版は中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Mobile (中国移動)として事業を行うChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)向けで、デュアルSIMで利用時に制限が存在する。
これまでの移動版ではすべての移動体通信事業者のSIMカードを利用できるが、デュアルSIMでChina Mobile Communications Groupとほかの移動体通信事業者のSIMカードを同時に使用すると、China Mobile Communications GroupのSIMカードが強制的に優先となり、ほかの移動体通信事業者のSIMカードではデータ通信を利用できない。
PDCT00も従来の移動版と同様の仕様となる可能性が高い。
Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsは5Gに対応したスマートフォンとしてOPPO Reno3 Proを準備している模様で、PDCM00およびPDCT00はOPPO Reno3 Proとして発表される見込み。
OPPO Reno3 Proは米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesが開発したチップセットを搭載する。
Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsにとって中国では最初の5Gに対応したスマートフォンとなる。
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