ベスト電器、シンガポールの一部店舗で第4の携帯電話事業者TPG TelecomのSIMを配布
- 2019年12月13日
- 海外携帯電話
福岡県福岡市博多区に本社を置くBEST DENKI (ベスト電器)のシンガポール法人であるBEST Denki (Singapore)はシンガポールで第4の移動体通信事業者(MNO)として新規参入するTPG TelecomのSIMカードを配布していることが分かった。
TPG Telecomは正式な商用化に先立ちトライアルを展開しており、仮設の事務所や協力する家電量販店など指定の場所においてトライアルで利用するSIMカードを配布している。
トライアルで利用するSIMカードを配布する場所にBEST Denki (Singapore)が運営する一部の店舗が追加されている。
具体的にはBEST Denki (Singapore)が運営するBEST Denki ニーアンシティー店、BEST Denki ジャンクション8店、BEST Denki ウォーターウェイポイント店、BEST Denki ビボシティ店でTPG TelecomのSIMカードの配布を行う。
TPG TelecomはSIMカードを配布する場所としてシンガポール全土の8ヶ所を指定しているため、その半数がBEST Denki (Singapore)が運営する店舗となる。
トライアルは1年間もしくは半年間にわたり無料で利用できるが、事前にTPG Telecomの公式ウェブサイトを通じて申し込み、注文番号を取得してから指定の場所でSIMカードを回収する必要がある。
また、トライアルは無料ながらポストペイド契約と同じ扱いとなるため、利用するためにはポストペイド契約と同等の本人確認書類の提示が必須となっている。
TPG TelecomはSingtel Mobile Singapore、M1、StarHub Mobileに次いで第4の移動体通信事業者として新規参入する予定であるが、すでに当初の計画から商用化が大幅に遅れており、具体的な商用化の時期も明らかにしていない。
シンガポールで最後に新規参入した移動体通信事業者は2000年4月に新規参入を果たしたStarHub Mobileであり、TPG Telecomが2020年第1四半期頃に新規参入できるならば、約20年ぶりの新規参入となる。
なお、BEST DENKIは1985年1月にBEST Denki (Singapore)を設立し、シンガポールで家電量販店の展開を開始した。
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