楽天モバイルの基地局、京都市では景観に配慮した塗装に
- 2019年12月13日
- Rakuten-総合, Report
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は京都府京都市では景観に配慮した基地局を設置していることが分かった。
京都市では厳しい景観条例を運用しており、景観を損なう状態では基地局の設置は基本的に認められていない。
基地局を設置する際は必要最小限度の規模で、公共用空地から見えにくい位置に設置し、背景に溶け込むように工夫かつ周辺に調和した色彩にするなどの基準が存在する。
そのため、京都市内では屋上にポールを設置してアンテナを取り付けるタイプの基地局を新規開設が難しくなっており、壁面にアンテナを取り付けるタイプが多い。
移動体通信事業者(MNO)として新規参入するRakuten Mobileは日本各地で基地局の設置を進めており、Rakuten Mobileが京都市内で設置した基地局は壁面にポールとアンテナを取り付け、施設の壁面に溶け込む色彩に塗装していることが確認できた。
京都市中京区西ノ京北小路町に設置された基地局はポールが施設の壁面に合わせた2色に塗装されており、アンテナは茶色に塗装されている。
Rakuten Mobileが設置を進めるLTE方式の基地局はアンテナの背面に無線機を搭載したタイプとなるが、京都市内で設置した基地局は無線機が目立たないよう無線機を覆うカバーが装着されており、無線機を覆うカバーの塗装もアンテナと同じ色彩となっている。
朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌市など20を超える国と地域の様々な都市で基地局を見てきた筆者の場合は遠くから見てもRakuten Mobileの基地局と認識できたが、大阪府大阪市東成区や東京都世田谷区で確認したRakuten Mobileの基地局と比べて、確かに背景と一体化しているようには見受けられた。
京都市では他都市では見られない景観配慮性に優れたRakuten Mobileの基地局が設置されているため、京都市を観光する際はついでにRakuten Mobileの基地局を探すのも楽しいかもしれない。
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