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ベトナムの携帯電話事業者各社、2022年までにGSMを停波へ



ベトナムの移動体通信事業者(MNO)各社は2022年までに第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式を停波する見通しであることが分かった。

ベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を担う情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)は2022年までに2Gを終了するための計画を検討するよう首相に意見を提出したという。

ベトナムではすでに第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入しており、2Gから3Gや4Gへの移行が進んでいる。

さらに、2020年には第5世代移動通信システム(5G)のNR方式も導入する計画である。

GSM方式を停波することで移動体通信事業者がGSM方式を維持するコストを削減し、新方式に周波数を転用できるため、移動体通信サービスのさらなる強化が期待できる。

ベトナム企業がLTE方式に対応した低廉なスマートフォンを製品化しており、GSM方式のみに対応したベーシックフォンから置き換えられる状況も踏まえて、情報通信省の立場からも移動体通信事業者各社が2022年までにGSM方式を停波できるよう後押しする。

なお、ベトナムの移動体通信事業者はViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporation、Vietnamobile Telecommunications、Global Telecommunications Corporationの5者で、この全社がGSM方式を運用しており、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporationの3者はNR方式の試験運用も開始している。

ベトナムではGSM方式は世界初の商用化から約3年後に商用化できたが、W-CDMA方式は世界初の商用化から8年以上、LTE方式は世界初の商用化から約7年もベトナムで商用化するまで要し、新方式の導入が大幅に遅れてきた。

NR方式は世界初の商用化から約1年程度で商用化できるように準備を進めている。

情報通信省

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