シンガポールのStarHubとマレーシアのU Mobileが5G SAローミングのトライアルを実施へ
- 2020年01月01日
- 海外携帯電話
シンガポールのStarHubの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるStarHub Mobileとマレーシアの移動体通信事業者であるU MobileはNR方式のスタンドアローン(SA)構成の国際ローミングのトライアルを実施すると発表した。
NR方式は第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定された通信方式で、NR方式が単独で動作するSA構成と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されている。
NSA構成の国際ローミングはすでに商用化されているが、SA構成自体がほぼ商用化されていないことから、当然ながらSA構成の国際ローミングも商用化されていない。
StarHub MobileおよびU MobileはLTE方式のネットワークインフラストラクチャから完全に独立した状態でSA構成の国際ローミングのトライアルを実施する計画という。
StarHub MobileおよびU MobileはSA構成の国際ローミングのトライアルを通じてパフォーマンスを監視し、評価や情報収集なども行い、商業展開に向けて検討を進める方針である。
シンガポールとマレーシアは隣国であり、SA構成の国際ローミングのトライアルは両国間を定期的に通勤および旅行する顧客にとって有益になると説明している。
なお、SA構成の国際ローミングのトライアルは2020年第1四半期に実施する計画で、中国のHuawei Technologies (華為技術)と共同で実施することも明らかにされている。
SA構成に対応した通信設備および携帯端末はHuawei Technologiesが供給する見通し。
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