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韓国のSK Telecomが5G NR商用網でSA実装に成功、2020年上半期に商用化へ



韓国最大手の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の商用網においてスタンドアローン(SA)構成でデータ通信に成功したと発表した。

NR方式にはNR方式が単独で動作するSA構成と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されており、SK Telecomは2019年4月5日よりNR方式のNSA構成に準拠した5Gサービスを提供している。

将来的にはSA構成も実装する計画で、まずは試験的にNR方式の商用網でSA構成を実装し、データ通信に成功したという。

SA構成のデータ通信の試験は釜山広域市において商用で設置した韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)およびスウェーデンのEricssonから調達した通信設備を使用した。

SK Telecomはすでに設置した商用の通信設備のソフトウェアをアップグレードするだけでSA構成を実装できることを立証したと説明している。

また、SK Telecomは世界初のSA構成の商用化も目指しており、2020年上半期中にSA構成を商用化する計画という。

SA構成ではNSA構成の超高速大容量に加えて、超高信頼低遅延や超多数同時接続も実現し、ネットワークスライシング技術により柔軟な運用も可能となるため、SA構成ではNSA構成と比べて様々な分野の産業で活用の幅が広がる見込み。

SK TelecomはSA構成の導入によって、XR、自律走行車、スマート工場など次世代サービスの活性化に寄与できると期待感を示している。

SK Telecom

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