レバノンのAlfa、ベイルート・ダウンタウンの直営店を閉鎖
- 2020年01月23日
- 海外携帯電話
レバノンの移動体通信事業者(MNO)でAlfaブランドを展開するMobile Interim Company 1 (MIC1)はレバノンの首都・ベイルートのダウンタウンとも呼ばれるベイルート中央地区に位置する直営店のAlfa Storeを閉鎖したと明らかにした。
Mobile Interim Company 1はAlfaブランドを冠した小売店としてAlfa Storeをレバノン全土で展開している。
なお、Alfa Storeには直営店と代理店が存在するが、双方の間で機能的に差はない。
レバノンでは2019年10月17日よりレバノン政府に対する抗議行動が続いている。
2020年1月にベイルート中央地区で発生した抗議行動では直営店のAlfa Storeが破壊されたため、営業の継続が困難となった。
Mobile Interim Company 1は改めて通知があるまで閉鎖すると案内している。
これまで、ベイルート中央地区では2店舗のAlfa Storeを展開してきた。
1店舗が2020年1月に閉鎖した直営店で、もう1店舗はレバノンのOnline Money Transfer (OMT)が運営する代理店であるが、代理店のAlfa Storeは2019年10月に抗議行動で損傷を受けてから3ヶ月以上も閉鎖している状況にある。
直営店のAlfa Storeも閉鎖したことで、ベイルート中央地区のAlfa Storeは直営店や代理店を問わず、すべての店舗が閉鎖を余儀なくされたことになる。
直営店のAlfa Storeは閉鎖の約1ヶ月前に筆者が実際に訪問し、プリペイドSIMカードを購入していただけに、このような事態に至ったことは大変残念に感じるところである。
参考までに、レバノンの移動体通信事業者は国有企業のみで、レバノンの政府機関で電気通信分野の規制を司る電気通信省(Ministry of Telecommunications)と管理契約を締結した企業が移動体通信事業者を管理する特殊な形態を採る。
Mobile Interim Company 1も国有企業であり、エジプトのOrascom Investment Holding (OIH)の子会社でレバノンのOrascom Telecom Lebanonが管理するため、Alfa Managed by Orascom Telecomとして展開している。
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