タイのAISが2019年通期の業績を発表
- 2020年03月25日
- 海外携帯電話
タイのAdvanced Info Service (AIS)は2019年通期の業績を発表した。
2019年通期の連結売上高は前年比8.0%増の1834億3,200万タイバーツ(約6,474億円)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年比24.6%増の310億5,100万タイバーツ(約1,096億円)となった。
前年比で増収増益を達成したことになる。
移動体通信分野の売上高は前年比4.2%増の1,300億6,200万タイバーツ(約4,589億円)で、連結売上高のうち移動体通信分野が70.9%を占めている。
Advanced Info Serviceの業績報告における事業分野区分を基準とすると、移動体通信分野がAdvanced Info Serviceにとって最大の事業となる。
2019年第4四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数はポストペイド契約が前年同期比11.2%増の910万7,400件、プリペイド契約が前年同期比0.2%減の3,290万6,400件、合計が前年同期比2.1%増の4,201万3,800件となった。
移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約の比率は21.7%、プリペイド契約の比率は78.3%である。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応した基地局数は94,600局、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式に対応した基地局数は46,300局となっている。
2019年第4四半期に限定した1回線あたりの月間平均データ通信量はポストペイド契約が16.6GB、プリペイド契約が11.1GB、合計が12.7GBとなり、データ通信の需要は増大の傾向が続いている。
また、2019年第4四半期に限定したタイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が572タイバーツ(約2,018円)、プリペイド契約が173タイバーツ(約610円)、合計が260タイバーツ(約917円)となった。
なお、Advanced Info Serviceは子会社のAdvanced Wireless Network (AWN)を通じて移動体通信事業を展開する。
Advanced Wireless Networkはタイで最大手の移動体通信事業者(MNO)となり、Advanced Info Serviceによる持分比率は99.99%である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。