高岡ケーブルネットワークと能越ケーブルネットが地域BWAの免許を取得
- 2020年03月25日
- Regional BWA
富山県のTAKAOKA CABLE NETWORK (高岡ケーブルネットワーク)およびNOUETSU CABLENET (能越ケーブルネット)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の北陸総合通信局は2020年3月23日付けでTAKAOKA CABLE NETWORKおよびNOUETSU CABLENETに対して地域BWAの無線局免許を付与したと発表した。
TAKAOKA CABLE NETWORKは対象区域が富山県高岡市内の一部、基地局の無線局免許が5局、NOUETSU CABLENETは対象区域が富山県氷見市内の一部、基地局の無線局免許が2局である。
いずれも周波数は2.5GHz帯を使用し、サービスは2020年5月頃に提供を開始する予定という。
災害時に避難所となる公共施設などで利用できる無線LANの通信回線を提供するほか、集合住宅などに高速なインターネット接続サービスを提供する。
通信速度は下り最大220Mbpsとなる
地域BWAは制度改正に伴い従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式を導入できる。
地域BWAの高度化方式の通信方式としてはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が認められており、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41である。
通信速度は下り最大220Mbpsと案内することから、TAKAOKA CABLE NETWORKおよびNOUETSU CABLENETはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保した地域BWAの高度化方式を導入し、下りの4×4 MIMOも実装すると考えられる。
上りの通信速度は最大10Mbpsとなる見込み。
なお、TAKAOKA CABLE NETWORKは高岡市に本社を置く企業で、NOUETSU CABLENETは氷見市に本社を置く企業であり、高岡市と氷見市は隣接する自治体となっている。
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