中国の携帯電話出荷台数、1月は異例の大幅減
- 2020年02月28日
- Android関連
中国の政府機関で電気通信分野の規制を担う工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)の直属の科学技術研究事業単位である中国信息通信研究院(China Academy of Information and Communications Technology:CAICT)は中国における2020年1月のスマートフォンを含めた携帯電話の出荷台数に関する調査結果を発表した。
2020年1月の携帯電話の出荷台数は前年同期比38.9%減の2,081万3,000台となった。
前年同期比で携帯電話の出荷台数が大幅に減少したことが分かる。
中国の携帯電話市場は縮小傾向で、2020年1月までの12ヶ月間は2019年4月および20219年5月を除いてすべての月が前年同期比で減少を記録した。
しかしながら、各月とも減少幅は1.5%から19.9%の範囲であり、2020年1月に記録した4割近くの大幅な減少は異例と言える。
2,081万3,000台のうち通信方式別の出荷台数も公開されており、第2世代移動通信システム(2G)の携帯電話が34万6,000台、第4世代移動通信システム(4G)の携帯電話が1,500万3,000台、第5世代移動通信システム(5G)の携帯電話が546万5,000台となった。
第3世代移動通信システム(3G)の携帯電話の出荷はなかった模様である。
5Gに対応した携帯電話は全体の26.3%を占めたことになる。
2020年2月は春節連休の延長や企業活動の再開の延期に伴い、2020年1月より前年同期比の減少率が高くなる可能性もある。
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