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SoftBank 5G、理論値の変動はLTE方式の通信速度が関係



SoftBankは2020年3月27日に第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠したSoftBank 5Gの提供を開始すると発表した。

SoftBank 5Gの通信速度の理論値は下り最大2.0Gbps/上り最大103Mbpsと公表されている。

ただ、下り最大2.0Gbpsは千葉県柏市増尾の一部エリアで提供、上り最大103Mbpsは広島県広島市および福山市ならびに福岡県福岡市博多区および中央区の一部エリアで提供すると案内しており、地域によってSoftBank 5Gの理論値が変動することになる。

SoftBankの広報担当者によるとアンカーバンドの理論値の変動によってSoftBank 5Gの理論値も変動するという。

NR方式には単独で動作するスタンドアローン(SA)構成とLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されている。

SoftBankが導入するNSA構成ではNR方式への接続にLTE方式への常時接続が必須で、常時接続するLTE方式がアンカーバンドと呼ばれる。

NSA構成ではE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)技術によりNR方式とLTE方式で同時通信することになり、基本的にNSA構成の5Gサービスの理論値はNR方式とLTE方式の合計値で計算される。

内訳こそ非公表としているが、SoftBank 5Gの下り最大2.0Gbps/上り最大103MbpsもNR方式とLTE方式の合計値という。

NR方式の理論値に変動はないが、LTE方式ではアンカーバンドとほかの搬送波の間でキャリアアグリゲーション(CA)を適用するなど高度化技術を実装している。

CAの組み合わせなどLTE方式の高度化技術の実装状況によりLTE方式の通信速度が変動するため、最終的に合計値であるSoftBank 5Gの理論値も変動するとのことである。

SoftBank 5Gの理論値の変動はLTE方式の通信速度が関係していることが分かる。

これはSoftBankに限定したことではなく、NSA構成で5Gサービスを導入する各社で同様のことが言える。

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