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中国電信が2.1GHz帯の5G基地局を開設、DSSを実装してn1を導入



中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は2.1GHz帯の第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した基地局を開設したと明らかにした。

China Telecomは中国の移動体通信事業者でChina Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)と5Gネットワークの共同整備で合意しており、China TelecomとChina United Network Communicationsは中国全土で分担して5Gネットワークを整備する。

まずは2020年4月18日にChina TelecomとChina United Network Communicationsは安徽省の省都・合肥市に所在する施設の屋内に2.1GHz帯のNR方式に対応した基地局を試験目的で設置したが、それに続いてChina Telecomは四川省の省都・成都市の商用環境で2.1GHz帯のNR方式に対応した基地局を開設したという。

China Telecomは2.1GHz帯を第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で運用しているが、中国のHuawei Technologies (華為技術)からダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)に対応した基地局を調達し、ダイナミックスペクトラムシェアリングを実装して2.1GHz帯でLTE方式とNR方式を運用する。

成都市では商用環境で2.1GHz帯のNR方式に対応した基地局を開設したことから、2.1GHz帯のNR方式は実質的な商用段階に入ったと説明している。

2.1GHz帯のNR方式はNR Bandがn1となり、すでに一部のメーカーおよびブランドによってn1に対応したスマートフォンが製品化されている。

n1に対応する中国向けのスマートフォンの多くがソフトウェアのアップデートを通じてn1を有効化する予定で、移動体通信事業者の運用状況の把握や動作確認などを経て適切な時期にアップデートを提供すると思われる。

n1は帯域幅が狭いため、China TelecomとChina United Network Communicationsが5Gとして導入した3.5GHz帯のn78より通信速度は大幅に遅くなるが、n78と比較して5Gのカバレッジの拡大は期待できる。

China TelecomおよびChina United Network Communicationsとしてはn78を中心に整備する方針は変わらず、補完的な役割でn1を整備するという。

China Telecom

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