UQ mobile事業をKDDIに統合へ
- 2020年05月14日
- KDDI-総合
KDDIおよび同社の連結子会社であるUQ CommunicationsはUQ Communicationsが運営するUQ mobile事業をKDDIに統合する計画と発表した。
2020年5月14日に開催したKDDIおよびUQ Communicationsの取締役会において、関係当局の認可の取得を前提としてUQ Communicationsが行うUQ mobile事業を会社分割により、2020年10月1日を効力発生日としてKDDIが承継することを決議したという。
分割契約締結日は2020年7月1日で、KDDIは会社分割の対価としてUQ Communicationsに355億円を交付する予定である。
UQ mobile事業ではUQ CommunicationsがKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)の通信設備を使用した仮想移動体通信事業者(MVNO)としてUQ mobileのブランドで携帯通信サービスを提供してきた。
低価格で高品質な携帯通信サービスを特徴としており、2020年1月26日までに加入件数は200万件に達した。
UQ mobile事業をKDDIに統合することで、KDDIとしてはメインのauとUQ mobileの2つのブランドを展開することになる。
auとUQ mobileの日本全国の営業拠点を再編および統合し、地域に根付いた営業体制を構築するとともに、サポート体制も強化する方針を示している。
また、auとUQ mobileで重複する業務や店舗運営の効率化も図り、第5世代移動通信システム(5G)の本格化に向けた経営資源の効率化を目指すという。
なお、当初はKDDIの完全子会社として設立されたKDDI VALUE ENABLERがUQ mobile事業を担当していたが、2015年10月1日を効力発生日としてUQ Communicationsを存続会社、KDDI VALUE ENABLERを消滅会社とする吸収合併方式でUQ CommunicationsとKDDI VALUE ENABLERの合併が完了し、UQ mobile事業を含めたKDDI VALUE ENABLERが運営する各事業はUQ Communicationsが承継していた。
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