5G対応のROG Phone 3となるASUS_I003DDが公開される
- 2020年06月17日
- Android関連
台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)製のNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM端末「ASUS_I003DD」が2020年6月10日付けで工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)傘下の電信設備認証中心(Telecommunication Equipment Certification Center)の認証を通過した。
電信設備認証中心の認証ではスペックの一部や外観が公開されている。
OSにはAndroid 10を採用している。
CPUはオクタコアで動作周波数は最大3.091GHzとなっている。
ディスプレイは約6.59インチFHD+(1080*2340)AMOLEDを搭載する。
カメラはリアにメインの約6400万画素を含めたトリプルカメラ、フロントに約1300万画素のカメラを備える。
通信方式はNR (FR1, TDD) 4500(n79)/3500(n78)/2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 900(B8)/850(B5) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHz, TD-SCDMA 2000(B34) MHz, CDMA2000 800(BC0) MHz, GSM 1800/900 MHzで認証を受けている。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gである。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
システムメモリの容量は8GB、12GB、16GBで、内蔵ストレージの容量は128GB、256GB、512GBを用意している。
電池パックの容量は5800mAhとなっている。
これまでに、ASUS_I003DDは中国強制認証(China Compulsory Certification:CCCまたは3C)およびWi-Fi Allianceの認証も通過しており、製造は中国のGuangdong Enok Communication (広東以諾通訊)の工場で行い、無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応することが分かっている。
ASUS_I003DDは未発表端末の型番である。
工業和信息化部で公開された外観から本体にはASUSTeK Computerがゲーミングブランドとして展開するROGのロゴが確認できるため、ROG Phone 3として発表される可能性が高い。
これまでに、米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm TechnologiesがQualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platformを搭載したスマートフォンを予告しており、そこにROG Phone 3が含まれていた。
そのため、ROG Phone 3はQualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platformを搭載すると思われる。
ただ、Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile PlatformのCPUは動作周波数が最大で2.84GHzとなるが、工業和信息化部では3.091GHzと記載されているため、Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platformのオーバークロック版となる可能性がある。
電信設備認証中心は中国の政府機関で電気通信分野の規制を司る工業和信息化部傘下の機関であるため、電信設備認証中心の認証を受けたASUS_I003DDは少なくとも中国で発売することは決定的と考えられる。
ASUSTeK Computerとしては初めての5Gに対応したスマートフォンとなる見込み。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。