楽天モバイル、サブ6の5Gサービスは下り最大2.13Gbpsに
- 2020年06月18日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)が提供する予定の第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスの通信速度が判明した。
Rakuten Mobileは5Gサービスに対応するスマートフォンとしてSHARP製のAQUOS R5G (SH-RM14)を発表しており、5Gサービスの通信速度は下り最大2.13Gbps/上り最大183Mbpsと案内している。
Rakuten Mobileの公式ウェブサイトではRakuten Mobileが移動体通信事業者(MNO)として提供する携帯通信サービスにおける通信速度を案内しているため、Rakuten Mobileの5Gサービスは通信速度が下り最大2.13Gbps/上り最大183Mbpsと理解できる。
なお、Rakuten MobileはNR方式の周波数としてサブ6GHz帯の3.7GHz帯とミリ波(mmWave)の28GHz帯の割当を受けており、NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。
AQUOS R5G (SH-RM14)はn77のみに対応するため、サブ6GHz帯のn77を使用した5Gサービスの通信速度が下り最大2.13Gbps/上り最大183Mbpsとなり、n257を使用した5Gサービスの通信速度はさらに高速となる見込み。
NR方式の導入当初はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用するため、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)を適用してNR方式とLTE方式の同時通信を行う。
また、NSAではアンカーバンドとして機能するLTE方式への常時接続が必要となり、Rakuten MobileのLTE方式は1.8GHz帯のBand 3のみを運用しているため、Band 3がアンカーバンドとして機能する。
したがって、n77を含むEN-DCの組み合わせはDC_3A_n77Aとなり、EN-DCを適用してNR方式とLTE方式の同時通信を行う場合の通信速度が下り最大2.13Gbps/上り最大183Mbpsとなる。
Band 3では下りの256QAMおよび4×4 MIMO、上りの64QAMを適用すると下り最大400Mbps/上り最大75Mbpsとなるため、n77の単体では下り最大1730Mbps/上り最大108Mbpsと分かる。
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