au 5G対応スマホMi 10 Lite 5G XIG01と思われるM2002J9RがFCC通過
- 2020年07月06日
- KDDI-Xiaomi
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けと思われる中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「M2002J9R」が2020年6月29日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDは2AFZZJ9G。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2)/ 1700(B4)/850(B5)/800(B26) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、2.4GHz帯に加えて5GHz帯の無線LANも利用できる。
M2002J9Rは未発表端末の型番である。
M2002J9Gと共通のFCC IDをが付されているため、M2002J9Gをベースとすることが分かる。
M2002J9Gは欧州などで販売されているXiaomi Mi 10 Lite 5Gの型番であるため、M2002J9RはXiaomi Mi 10 Lite 5Gの型番のひとつと考えられる。
FCCで公開された資料には主要な変更点を掲載しており、1点目はデュアルSIMからシングルSIMに変更、2点目はアンテナのパフォーマンスに影響を及ばさない2番目のアンテナの調整およびピーク・エフィシェンシー・ポイントを3400~3700MHzに変更、3点目はソフトウェアの制御を通じた対応周波数の変更となっている。
対応周波数の変更によってLTE (FDD) 800(B18/B26) MHz, LTE (TDD) 3500(B42) MHzを追加したほか、アップリンク・キャリアアグリゲーション(ULCA)はUL CA_41CおよびUL CA_42Cを追加した。
完全な対応周波数はNR (FR1, FDD) 2600(n7)/2100(n1)/ 1800(n3)/700(n28) MHz, NR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1900(B2)/1800(B3)/ 1700(B4)/900(B8)/850(B5)/ 800(B18/B20/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2600(B38)/ 2500(B41)/2300(B40) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/ 1700(IV)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzとなる。
追加した周波数は世界的にはあまり採用されていないが、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが運用する周波数と一致する。
KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneはauのラインナップでMi 10 Lite 5G XIG01としてXiaomi Mi 10 Lite 5Gを取り扱う計画を発表しており、M2002J9RはMi 10 Lite 5G XIG01のメーカー型番と考えられる。
FCCの認証に先立ちBluetooth SIGやWi-Fi Allianceの認証を2020年6月12日付けで通過しており、発売に向けて準備を進めていると思われる。
なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年7月以降にMi 10 Lite 5G XIG01を発売する予定である。
Xiaomi Communicationsとしては初めて日本の移動体通信事業者(MNO)にスマートフォンを納入することになる。
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