オッポジャパンがOPPO CPH2099を日本向けに準備中、技適を通過
- 2020年07月27日
- Android関連
中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のスマートフォン「CPH2099」が2020年7月24日付けでオランダのTELEFICATIONの認証を通過した。
電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は201-200520、電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はADF 20 0129 201。
特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)に併記される電波法に基づく工事設計認証番号および電気通信事業法に係る端末機器の種類と記号に従った設計認証番号が付されており、TELEFICATIONを通じて技適マークを取得したと分かる。
また、電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はADFから始まるため、日本国内ではLTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
CPH2099は未発表端末の型番である。
Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの型番規則に沿った型番が付与されている。
これまでの事例を参考にすると、移動体通信事業者(MNO)の型番が存在する場合、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsは基本的に移動体通信事業者の型番でTELEFICATIONの認証を取得している。
そのため、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの型番でTELEFICATIONの認証を取得したCPH2099は独自の型番規則を運用するNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBank向けではないと思われる。
独自の型番規則を運用しないRakuten Mobile (楽天モバイル)向けまたはオープンマーケット向けとなる可能性が高い。
ただ、移動体通信事業者の型番が付与されている場合でも、国際版とハードウェアが共通であればGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの型番でもTELEFICATIONの認証を取得することがある点は留意しておきたい。
CPH2099の詳細なスペックは不明であるが、技適マークを取得した事実から、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの日本法人であるOPPO Japanが日本向けにCPH2099を準備していることは確かと言える。
ほかの認証機関も通過し、さらに詳細な情報が判明することに期待したい。
なお、認証業務を実施したTELEFICATIONは相互承認協定(MRA)の規定により日本向けの認証業務を実施できる登録外国適合性評価機関である。
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