イースト・コミュニケーションズが地域BWAの免許を取得
- 2020年08月12日
- Regional BWA
千葉県のEAST Communicationsは地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得した。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した無線局免許状等情報から判明している。
電波利用ホームページではEAST Communicationsが2020年8月3日付けで地域BWAの無線局免許を取得したことを確認できる。
無線局の種別は基地局、無線局免許数は1局、送受信所は千葉県千葉市緑区となっている。
周波数と帯域幅は2.5GHz帯の20MHz幅で、制御所は埼玉県さいたま市大宮区と記載されている。
制御所がさいたま市大宮区であるため、Wireless City Planning (WCP)のコア設備を使用すると考えられる。
地域BWAは制度改正に伴い、従来のWiMAX方式と比べて高速な通信速度などを実現できる地域BWAの高度化方式の導入が認められている。
地域BWAの高度化方式としてはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が可能で、EAST Communicationsは地域BWAの高度化方式を導入する。
EAST Communicationsの場合はAXGP方式を運用するWireless City Planningのコア設備を使用するため、通信方式はWireless City Planningと同様にAXGP方式を採用する見込み。
周波数は2.5GHz帯を使用しているため、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。
EAST Communicationsは千葉市緑区に本社を設置しており、千葉市緑区の一部が営業の対象区域である。
TOKAI Holdingsの子会社であるTOKAI Cable Networkの子会社で、これまでにTOKAI Holdingsは複数の子会社を通じて地域BWAの高度化方式を導入している。
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