ASUS ZenFone 7とASUS ZenFone 7 Proの対応バンドが判明、5Gは下り最大3.6Gbpsに

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台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)はスマートフォン「ASUS ZenFone 7 (ZS670KS)」および「ASUS ZenFone 7 Pro (ZS671KS)」の仕様を台湾向けに公開した。

通信方式や対応周波数など通信関連の詳細な仕様が判明している。

ASUS ZenFone 7およびASUS ZenFone 7 Proは通信関連の仕様が共通である。

いずれも通信方式と対応周波数はNR (FR1, FDD) 2600(n7)/2100(n1)/1900(n2)/ 1800(n3)/900(n8)/850(n5)/ 800(n20)/700(n12/n28) MHz, NR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78)/2600(n38) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1900(B2)/1800(B3)/1700(B4)/ 900(B8)/850(B5)/ 800(B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B17/B28/B29) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/ 1800(III)/1700(IV)/900(VIII)/ 850(V)/800(VI/XIX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzとなる。

第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gである。

ただ、SA構成は対応するNR Bandが限られており、n77およびn78でSA構成を利用できる。

NR Bandはサブ6GHz帯のFR1に対応し、ミリ波(mmWave)のFR2には非対応となっている。

E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)の組み合わせはNR方式が1搬送波とLTE方式が5搬送波となり、LTE方式ではキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)に対応している。

EN-DCの通信速度は下り最大3.6Gbps/上り最大542Mbpsに達する。

ASUS ZenFone 7およびASUS ZenFone 7 Proは台湾で販売することが決定しており、台湾では2020年9月1日以降に出荷を開始する予定である。

これまでに、台湾の移動体通信事業者(MNO)としてはChunghwa Telecom (中華電信)、Taiwan Mobile (台湾大哥大)、Far EasTone Telecommunications (遠傳電信：FET)、Taiwan Star Telecom (台湾之星電信)がNSA構成に準拠した5Gサービスを商用化した。

ASUS ZenFone 7およびASUS ZenFone 7 ProではChunghwa TelecomおよびFar EasTone Telecommunicationsが導入したn1とn78、Taiwan Mobileが導入したn28とn78、Taiwan Star Telecomが導入したn78を利用できる。

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