HMD Global初の5GスマホNokia 8.3 5G (TA-1243/TA-1251)がFCC通過
- 2020年09月09日
- Android関連
フィンランドのHMD Global製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「TA-1243およびTA-1251」が2020年8月27日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDは2AJOTTA-1243。
モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 1900(n2)/1700(n66)/ 850(n5)/600(n71) MHz, NR (FR1, TDD) 2600(n38)/2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2)/ 1700(B4/B66)/850(B5)/ 700(B12/B13/B17)/600(B71) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(41) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
ほかにBluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、2.4GHz帯に加えて5GHz帯の無線LANも利用できる。
TA-1243およびTA-1251はNokia 8.3 5Gの型番に該当する。
Nokia 8.3 5GはHMD Globalが展開するNokiaブランドを冠したスマートフォンとしては最初の第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンである。
TA-1243とTA-1251は同一端末の扱いでFCCを通過しているため、電気的に共通と考えられる。
5GのNR方式はノンスタンドアローン(NSA)構成とスタンドアローン(SA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gとなる。
FCCで認証を受けたNR Bandのうちn2とn41がNSAとSAの両方に対応し、それ以外はNSAに対応する。
また、NR方式の1コンポーネント・キャリア当たりの帯域幅はFDDが5MHz幅、10MHz幅、15MHz幅、20MHz幅、TDDはn38が20MHz幅、n41が20MHz幅、40MHz幅、50MHz幅、60MHz幅、80MHz幅、90MHz幅、100MHz幅を利用できる。
FCCではラベルが公開されており、中国の工場で製造することが分かっている。
HMD Globalは2020年3月19日にNokia 8.3 5Gを正式に発表しており、発表の時点では2020年夏よりグローバルで順次発売する計画を案内していた。
Nokia 8.3 5Gの販売は開始していない状況であるが、デンマークの移動体通信事業者(MNO)であるTDC NETは2020年10月2日にNokia 8.3 5Gを発売する予定を公表した。
そのため、TDC NET以外の取扱店も2020年10月2日前後から順次発売する可能性が高い。
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