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サムスン電子製のau 5Gスマホにn257対応アップデートを提供開始



KDDIは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy S20+ 5G SCG02」、「Galaxy S20+ 5G BTS Edition SCG02」、「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」に対して新たなソフトウェアのアップデートの提供を開始した。

いずれも2020年9月28日より新たなソフトウェアのアップデートを提供している。

主な更新内容には通信速度の向上およびセキュリティ機能の改善が含まれている。

ソフトウェアのアップデートは本体単体またはパソコンを経由して実施できる。

パソコンを経由して実施する場合は使用するパソコンにあらかじめSamsung Electronicsが提供するSmart Switchをインストールしておく必要がある。

ソフトウェアのアップデートに要する目安の所要時間は本体単体で実施する場合は約10分、パソコンを経由して実施する場合はGalaxy S20+ 5G SCG02およびGalaxy S20+ 5G BTS Edition SCG02では約50分、Galaxy S20 Ultra 5G SCG03では約45分と案内している。

アップデートファイルの容量は本体単体で実施する場合は約300MB、パソコンを経由して実施する場合は約5.1GBとなっている。

通信速度の向上に関しては、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠したau 5Gの通信速度の高速化を意味する。

ソフトウェアのアップデートを適用すると新たにミリ波(mmWave)の28GHz帯に対応し、通信速度は下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbpsとなる。

2020年9月17日時点で28GHz帯に対応するソフトウェアのアップデートは2020年9月下旬以降に提供を開始する予定と案内しており、案内の通り2020年9月下旬にソフトウェアのアップデートの提供を開始した。

なお、Galaxy S20+ 5G SCG02およびGalaxy S20 Ultra 5G SCG03の場合は発売時点のau 5Gの通信速度はサブ6GHz帯の3.7GHz帯を使用して下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbpsで提供していたが、2020年7月28日に提供を開始したソフトウェアのアップデートを通じて3.7GHz帯を使用して下り最大3.4Gbpsに高速化していた。

そのため、通信速度を高速化するソフトウェアのアップデートは2度目となる。

au 5Gで運用するNR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、28GHz帯がFR2のn257となり、将来的には3.7GHz帯で新たな帯域の使用を開始してFR1のn77も導入することが分かっている。

NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、公表している通信速度はE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の理論値である。

au

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