グアムと北マリアナ諸島の携帯電話事業者IT&E、iConnectを買収
- 2020年10月08日
- 海外携帯電話
米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島でIT&Eとして展開する移動体通信事業者(MNO)である米領グアムのPTI Pacificaは米国のChoice Holdingsより米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島における電気通信事業を取得すると発表した。
Choice Holdingsは主に完全子会社で米領グアムのChoice Phoneを通じて米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島で電気通信事業を展開してきた。
Choice Phoneの電気通信事業は携帯通信サービスの提供が中心で、米領グアムに限定して第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式を使用してiConnect MobileおよびiConnect Internetを提供するほか、米領グアムに加えて米自治領北マリアナ諸島のサイパン島、テニアン島、ロタ島でiDEN方式を使用してiConnect Push-To-Talkを提供する。
PTI PacificaはChoice Phoneが所有および運営するすべての電気通信事業を買収することで2020年9月22日に当事者間で合意に達し、Choice Phoneの電気通信事業を承継する。
Choice Phoneが提供する各種サービスの加入者は2020年10月1日よりPTI Pacificaに移行を開始しており、2020年10月1日から90日以内に移行を完了する予定である。
なお、Choice PhoneからPTI Pacificaに移行した場合、既存の電話番号は維持することができる。
Choice Phoneは加入者の移行が完了する2020年12月末までに携帯通信サービス、店舗、公式ウェブサイトの運営を終了および撤退することが決まっている。
これにより、米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島の移動体通信事業者はPTI Pacifica、NTT DOCOMOの完全子会社であるDOCOMO PACIFIC、GTAとして展開するTeleguam Holdingsの3社に減少することになる。
PTI PacificaにはフィリピンのCitadel Holdingsや韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomが資本参加しており、すでに韓国で第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を商用化したSK Telecomの協力を得て5Gを導入する計画である。
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