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Coolpad製のモバイルWi-Fiルータが技適通過、楽天モバイル向けか



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

中国のYulong Computer Telecommunication Scientific (Shenzhen) (宇龍計算機通信科技(深圳))製のLTE端末「3917JR」が2020年10月9日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は003-200256。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 800(B18/B19/B26) MHzで認証を受けている。

無線LANの周波数でも通過している。

無線LANは2.4GHz帯に対応しており、規格はIEEE 802.11b/g/nに対応すると思われる。

3917JRは未発表端末の型番である。

Bluetoothの周波数では認証を受けておらず、無線LANの周波数で認証を受けているため、モバイル無線LANルータになると思われる。

LTE (FDD) 900(B8) MHzに非対応の時点でSoftBank向けではなく、LTE (TDD) 2500(B41) MHzに非対応の時点でKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)やSoftBank向けではないと考えられる。

また、NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した一部の機種ではW-CDMA方式に非対応となるが、NR方式に非対応かつW-CDMA方式に非対応の時点でNTT DOCOMOやSoftBank向けでもないと予想できる。

移動体通信事業者(MNO)向けであれば、消去法でRakuten Mobile (楽天モバイル)が残る。

次にYulong Computer Telecommunication Scientific (Shenzhen)の型番規則から推測してみたい。

過去の事例を参照すると、cp3705ASは米国の移動体通信事業者であるSprint向けのCoolpad Legacyの型番、cp3667ATは米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USA向けのCoolpad Taskerの型番となる。

末尾のASはAmericaのSprint向け、ATはAmericaのT-Mobile USA向けと推測できる。

そのため、3917JRのJRはJapanのRakuten Mobile (楽天モバイル)を意味する可能性がある。

Yulong Computer Telecommunication Scientific (Shenzhen)はCoolpadのブランド名で展開しており、Yulong Computer Telecommunication Scientific (Shenzhen)製の携帯端末としては初めて工事設計認証を取得した。

Coolpadのほかに移動体通信事業者のブランドを冠した携帯端末の製造も行う。

世界の主要な移動体通信事業者としてはSprintやT-Mobile USAのほかに、英国のVodafone Group傘下の移動体通信事業者にもスマートフォンを含めた携帯端末を納入した実績がある。

総務省 電波利用ホームページ

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